Meltio シリーズ

Meltioの金属積層の仕組み

W-Laser Metal Deposition /
レーザ金属積層法（W-LMD）

レーザ金属積層法（W-LMD）は、指向性エネルギー堆積法（DED）としても知られ、溶接ビードを正確に積み重ねることによって積層していく手法です。Meltioの3Dプリンティング技術はコンパクトな積層ヘッドに集約されており、複数のレーザを装備し、複数のワイヤー材を同時に処理する

シングル・ワイヤー

Meltioでは最も安全で清潔、かつ加工しやすい金属材料であるワイヤーを主に使用しています。

デュアル・ワイヤー

異なる金属材料を1つの部品に組み合わせます。ワイヤーの切り替えは、迅速かつ自動的に、安全に行われます。

製品案内

Meltio M450

手頃な価格で、信頼性が高く、安全で、使いやすい金属3Dプリンター。従来の金属3Dプリンターとは異なり、大掛かりな電源、廃棄設備等の産業インフラを必要としない設計となっています。小〜中サイズの部品製造や、異種金属接合の研究にも最適です。

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特徴

金属ワイヤーを材料として活用するため、「安全」「低コスト」「使いやすさ」が両立できる唯一の3D造形システムです。

造形サイズ

150×170×425mm

材料

ステンレス、インコネル、チタン、銅など

用途例

ニアネットシェイプの製作、異種金属造形の研究など

金属3Dプリント出力例

SS316L-ガラスモールドコア

サイズ：158.5×79.3×144.3mm
重量：6kg
印刷時間：24時間

Ti64-ウォッチベゼル

サイズ：53.37×44.59×10.85mm
重量：29.22kg
印刷時間：5時間40分

SS316L-燃焼室

サイズ：110.5×110.5×170mm
重量：4.88kg
印刷時間：7時間30分

SS316L-翼型冷却ブレード

サイズ：200×152×55mm
重量：526g
印刷時間：3時間50分

Meltio M450製品仕様

造形方式	DED方式
造形サイズ	145×168×390mm
外形寸法	W560×D600×H1,400mm
重量	250kg
レーザ	6つの200Wダイレクト ダイオードレーザ
レーザ出力	1200W
レーザ波長	976nm
入力電源	三相 200V
消費電力	ピーク時2〜5kW （選択したオプションに応じて異なる）

プロセス制御	閉ループ制御、レーザー・ワイヤー制御
インターフェース	USB、イーサネット、Wi-Fi
ガス・付帯設備	アルゴンガス、水冷式チラー

※スライサーソフト Meltio Horizon 付属

Meltio M600

先行機種のMeltio M450に比較して、造形面積が4倍となり鍛造品同等の強度を持つ金属部品を造形できます。
M450同様、材料に溶接用ワイヤーを使用するため導入コストも含め、総合的に低コストで運用可能です。
また、どこでも使える安全性を備えており、初めて導入される企業はもちろん、学校や研究機関でも簡単に運用することが可能です。

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特徴

ブルーレーザを搭載し、積層スピードの高速化、材料の選択幅も広がり多様な造形やクラッディングなどを実現します。
ブルーレーザを9つに分光、補正することでより安定した出力が可能となりました。
主な使用分野は、金型、航空・宇宙、船舶、建築、メディカル分野など幅広い分野で利用が想定されます。

造形サイズ

300×400×600mm

主な特徴

• 導入・運用コストが安価
• 極めて安全でクリーンな運用が可能
• オールインワンで導入した3日後から運用が可能
• 異種金属造形（最大4種）が可能
• 多種類の金属に対応
• 材料は、ネット通販でも購入できる溶接ワイヤーを使用

Meltio M600製品仕様

造形方式	DED方式
造形サイズ	300×400×600mm
外形寸法	W1,050×D1,150×H1,950mm
重量	800〜1,000kg （選択するオプションにより変動）
レーザ	ブルーレーザ
レーザ出力	1,000W
レーザ波長	450nm
入力電源	三相 200V
消費電力	ピーク時4〜6kW （選択するオプションにより変動）

プロセス制御	ワイヤー供給量の自動調整
インターフェース	USB、イーサネット、Wi-Fi
ガス・付帯設備	アルゴンガス、水冷式チラー、コンプレッサー

※スライサーソフト Meltio Horizon 付属

Meltio Robot Cell

稼働に必要な付帯設備を全て揃えた「Meltio Robot Cell」が登場。
これにより、導入後、自社によるセル構築のための設計や準備、セキュリティインターロックの設計、各種配線工事などといった準備工程が不要になり、すぐに必要な部品を製造することが可能になりました。鍛造品以上の強度をもった大型サイズの部品や製品の造形、修理、クラッディングに最適な3Dプリンターです。

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特徴

MeltioEngineRobotは、1mを超えるような大きな製品を造形可能となっています。
主な使用分野は、金型、航空・宇宙、船舶、建築分野などの大型製品の幅広い分野で利用が想定されます。

造形サイズ

2000×1000×1000mm

主な特徴

• ロボットを使った、大型3Dプリンターをオールインワンで実現
• 1mを超えるような製品の造形が可能
• ワイヤーDED方式を採用し、材料費も安く、多種の材料に対応が可能
• オペレーターにも安全でクリーンな環境を提供
• 異種金属造形（最大2種）可能
• 製造時間短縮、人員不足など現場の課題を解決します。

金属3Dプリント出力例

スフェリカル タンク

サイズ：φ500mm sphere
重量：2.96kg
印刷時間：81時間20分

ブリスク

サイズ：500×500×60mm
重量：9.15kg
印刷時間：26時間25分

Meltio Robot Cell製品仕様

造形方式	DED方式
造形サイズ	2,000×1,000×1,000mm
外形寸法	W4,050×D2,550×H3,000mm
重量	3,500kg
レーザ	6つの200Wダイレクトダイオードレーザ
レーザ出力	1,200W
レーザ波長	976nm
入力電源	三相 200V
消費電力	ピーク時50A 20kW

プロセス制御	ワイヤー供給量の自動調整
インターフェース	USB、イーサネット、Wi-Fi
ガス・付帯設備	アルゴンガス、水冷式チラー

※スライサーソフト Meltio Space 付属

ワークフロー
（Meltio M450の場合）

Dモデルを準備して、10分程度で印刷開始。
手頃な価格で高密度な金属部品が数時間以内で手に入ります。

• STEP

  デザイン

  3DCADモデルを作成造形・後処理を考慮して形状を決定する。

  

• STEP

  スライス

  造形向きを決定造形パラメータを決定
  G-Codeを作成。

  

• STEP

  3Dプリント

  材料をロード、材料に応じた造形パラメータを選択。
  G-Codeを読み込み、ビルドプレートをセットZプローブプリント開始。

  

• STEP

  後処理

  熱処理、CNC加工、ビーズブラスト、研磨。

  

• STEP

  カット

  バンドソーやワイヤー放電加工機を使用してビルドプレートを取り外す。

  4と5は繰り返し加工を行います。

  

お客様情報